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99点
運命に挑戦した男の切ないラブストーリー

アシュトン・カッチャー主演のタイムスリップ系サスペンス。アシュトン・カッチャーは米国ではTVのバラエティ番組等に出演し、アイドル的人気を博す若手俳優だが、日本ではそれほど知名度が高くない。『バタフライ・エフェクト』は非常にシリアスで感動的な物語であるのだが、多くの日本人にとっては主人公役の彼に対する先入観がないであろうから、よりニュートラルに本作を楽しめると思う。そうした点まで含めて判断した高得点である。

主人公(A・カッチャー)は少年時代、記憶が時折ブラックアウトする症状に悩まされていた。成人後はすっかりよくなったかに見えたが、ある日当時の日記を読み返した彼は、失った記憶を突然取り戻した。しかもその恐るべき記憶を、彼はあとから変更する事ができるのだった。

さて、現在もこの主人公は、幼馴染の少女に恋をしている。ところがその女の子とは、よくわからないうちに疎遠になってしまっていた。なぜ理由がわからないかというと、「何か大変なことがあったらしい」肝心な部分の記憶が失われているからだ。

100点
まったく色あせない最高のデートムービー

オードリー・ヘップパーンと、先日なくなったグレゴリー・ペック主演のラブストーリー。ローマ観光産業最大の功労者にして、不滅のデート・ムービーである。最新技術により、当時のクォリティに修復され、公開当時に人々が見たのとほぼ同じものが、今回『デジタル・ニューマスター版』としてリバイバル上映される。

今回の修復作業は、「公開当時のままに」をテーマに進められたもので、これまでのように後から着色したりなどはしていない。ただただフィルムのノイズ等を極限まで取り除き、クリアになった『ローマの休日』は、まさに必見である。

私は、映画館で本作を見るのは初めてなのだが、この修復版は想像以上の素晴らしさだった。今までも、素晴らしい作品だとは思っていたが、この名作がなぜこれほど愛される名作なのか、『当時のまま』に修復された本作を『映画館』で見て、初めてその理由がわかった気がする。

100点
もっとも有名な妖精、ティンカーベルが4部作に

08年冬のディズニーはアニメーション二本立てだが、先行する『WALL・E/ウォーリー』こそが大本命なのは誰の目にも明らか。こちら『ティンカー・ベル』は、本国アメリカでも小規模にひっそりと公開されたきり。彼らは四部作の壮大なプロジェクトにすると意気込んでいるが、この調子では2以降はビデオのみ、なんてことにもなりかねない。

ネバーランドにある妖精の谷に、元気で明るい妖精が生まれた。やがてティンカー・ベルの名を授かった彼女(声:メイ・ホイットマン)は、手先の器用さから物作りの妖精となる。ところがティンクは、自分らが作ったものを、憧れの人間界に届ける他の妖精たちがうらやましくて仕方がない。やがてとうとう地味な仕事を捨て、彼女らの仲間になろうとするが……。

パート2以降が、たとえディズニー得意のDVD用手抜き続編になろうとも、この一作目は期待できる。なにしろ予算が大作なみに付いているから、妖精たちが飛び回る3D-CGも息を呑む美しさ。出来上がった"春"を人間界に届けるクライマックスからラストシーンに至る一連のシークエンスなどは、ほとんど完璧の一語しか思い浮かばない。

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